「 管理人 」一覧

原田左之助の妻、まさ

原田左之助の妻、まさ

新選組幹部の多くは、京の地に「休息所」を持ち、そこに妾を囲っていました。 いわゆる「現地妻」です。 しかし、そんな幹部達のなかでは珍しく、恋人を妾などにせず、正式に妻として迎えた幹部がいました。 十番隊長・原田左之助がそれです。 伝え残される原田の性格は、非常に短気で荒っぽく、物事を深く考えない性格だったとされていますが、この話からは、原田の意外に誠実で情に厚い人柄をうかがい知ることができます。

土方歳三、幻の婚約者、琴

土方歳三、幻の婚約者、琴

土方歳三には、上洛前、江戸に婚約者がいました。 婚約者の名は、琴。 内藤新宿からほど近い戸塚村の三味線屋の看板娘で、近所でも評判の美人だったそうです。

土方歳三17歳、奉公先で女性問題

土方歳三17歳、奉公先で女性問題

土方歳三は、残る写真が示すとおり、とにかく美男でした。 新選組時代は、冷徹とも言えるようなクールなキャラだったようですが、江戸で過ごしていた頃の歳三は、とても愛嬌のある性格で、女性からも良くモテたそうです。 そのせいでしょうか。 17歳の時、奉公先の年上の女中を妊娠させる、という問題を起こしました。

島原遊女、明里

島原遊女、明里

島原の遊郭「角屋」。 そこは、日々戦いに明け暮れる新選組隊士たちが頻繁に足を運び、憂さを晴らしたり、疲れを癒したりした場所です。 新選組総長・山南敬助も、足繁く「角屋」に通ったひとりでした。 山南は、そこでひとりの遊女と恋に落ちます。 その遊女の名は、明里。 年のころは21~22。とりたてて美人という...

芹沢鴨の愛妾 お梅

芹沢鴨の愛妾 お梅

文久3年9月16日未明。新選組局長首座、芹沢鴨が暗殺されました。 そして、一人の女性が、この事件に巻き込まれて命を落としています。 彼女の名は、梅。芹沢鴨の愛妾でした。

悲劇の恋人たち「あぐりと佐々木愛次郎」

悲劇の恋人たち「あぐりと佐々木愛次郎」

ここでは、芹沢鴨のワガママが原因で、悲劇的な運命を辿ったといわれる恋人同士、あぐりと佐々木愛次郎についてご紹介します。

芹沢鴨の横暴!小寅とお鹿

芹沢鴨の横暴!小寅とお鹿

嫌なものは嫌と言ってなにが悪い!芹沢に迫られつつも、頑として肌を許さず意地を貫き通した芸妓・小寅。 しかし芹沢は理不尽な難癖をつけてきて…?!

芹沢鴨 出自の謎

芹沢鴨 出自の謎

「芹沢鴨の生家は、常陸国行方郡芹沢村にある、水戸郷士の芹沢家だ」 という説が、長年史実だと思われてきました。 芹沢鴨は、その芹沢家当主・芹沢貞幹の三男である、と。 しかし近年その根拠となる資料が見直され、新たな事実が発見されました。 どうやら、芹沢鴨だと思われていた芹沢貞幹の三男と、芹沢鴨は別人らしい、というのです。

芹沢鴨の経歴 下村嗣司と天狗党

芹沢鴨の経歴 下村嗣司と天狗党

芹沢鴨は、出自に不明な点もありますが、おそらく水戸出身の脱藩浪士です。 芹沢が文武両道だったと評される背景には、若い頃に、水戸藩校・弘道館で、水戸学を始めとする学問をみっちり学んだ経緯があるからでしょう。 また、剣の腕がずば抜けていたというのも、神道無念流の免許皆伝で、道場では師範代を務めるほどの腕前だったという経歴を見れば納得です。

芹沢鴨の辞世の句

芹沢鴨の辞世の句

芹沢鴨の辞世の句として伝わっている有名な歌があります。

雪霜に ほどよく色のさきがけて 散りても後に 匂う梅が香
まだ春は遠い雪霜の中、他の花に先駆けて鮮やかに咲いた梅は、散った後にも香りが残って、その存在を示すだろう…というような意味でしょうか。 転ずると、 「攘夷の魁となって自分は散っていくが、この志は散った後にも香る梅のように、後世へと受け継がれていくだろう」 という意味が込められているのでしょうね。