総司は、江戸の試衛館で修行中だった頃、つまり多感な思春期の真っただ中に、ひとりの女の子から求婚されています。
しかし、
「修行中の身ですから・・・」
と、総司が断ると、なんと彼女は恥ずかしさのあまり懐剣で喉を突いて自殺未遂を図ってしまいました。
結局、その女の子は一命を取り留め勇の口利きで他家へと嫁いで行ったのですが、これはおそらく総司にとって相当なトラウマになったのではないかと思われます。
多くの新選組隊士たちが足繁く遊里に通っては、妓たちが見せる一炊の夢に安らぎを求める中、総司だけはあまりそういった遊びをしなかったというのは有名な話です。
もしかしたら、女性に慕われるということは総司にとって安らぎではなく、恐怖を覚えるものだったからなのかもしれませんね。
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